この2年間使い倒したLenovoのTab P11が、この度目出度く友人の元に旅立つことになったので、感謝の意味も込めて記事を作成します。
Lenovo Tab P11 LTEモデル
そもそも私がこのモデルを購入した理由は、SIMを入れられるモデルである程度のスペックのAndroidタブレットはこれぐらいだったからです。
当時はAndroidタブレットがあまり流行っておらず、LTEモデルとなるとキャリア製かソフトバンク回線のものばかりでした。
田舎のためにソフトバンク回線が悪く、ドコモに対応しているこの機種を購入しました。
スペック
簡単にスペックを表にしました。
スペック表は簡易表記にして、本当に必要な情報のみを表示しようと思います。
OS | Android10(Android11へ更新可) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 662 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 11インチ 2,000×1,200 |
サイズ・重量 | 258.4.2x 163 x 7.5 mm 490 g |
GPS | ○ |
ペン対応 | 〇 |
LTE | 4G(ドコモ〇、au△、ソフトバンク〇、楽天△) |
SDカード | microSDXC(最大256GBまで) |
セキュリティ | 顔認証 |
バッテリー | リチウムイオンポリマー 7500mAh(駆動時間:12時間) |
外観
裏面がLenovoのタブレットでよくある、質感の違う2色を使い分けています。
下部分はアルミのマット仕上、上部分はゴムのようにしっとりした感触です。
指紋は少し目立ちやすいですが、高級感があり良いと思います。
また、厚み7.5mmで500g以下と薄くて軽いです。
使用感
使用した際の動作感、個人的にはギリギリ使えるレベルと言った所で、もう少し反応が早い方が嬉しいですね。
SD662搭載のため当然ですが、そのような感想を抱きました。
ただ、同SOCを搭載している他の機種よりはモッサリ感が少なく、ここについては少し驚きました。
それでも2年も使い続けていられたので、十分実用レベルではあります。
ストレージはSDカードで増設できるため問題は感じないですし、メモリも4GBあるので十分です。
先日の記事でも書いたのですが、入力ソフトのFSKARENはひどいので、すぐにGboardに変えた方がいいです。
スピーカーとディスプレイについて
Dolby Atmos対応でスピーカーは左右に2箇所ずつ、計4箇所ついています。
迫力があり綺麗で、音量もかなり大きくできるため、動画視聴でも没入感があります。
画面はそこそこ綺麗で、明るさも問題なし。
5:3のディスプレイは使用したことはありませんでしたが、これが絶妙で分割画面で使いやすいです。
5:3は16:9と16:10の間で、15:9と表記されることもあります。レノボのタブレットでは多いアスペクト比です。
2つのアプリを同時に使う場合、単純に分割するとスマホより大きくなります。
片側を作業に集中して領域を増やしても、もう片側はスマホサイズは確保できます。
16:9と16:10の間のため、動画視聴時もほとんど帯が出ません。
タブレットはこの比率が使いやすいかもしれません。
総じて、スピーカーやディスプレイに不満を頂くことはありませんでした。
バッテリー持ちと充電について
バッテリーは、動画視聴やブラウザなどはかなり持ち、丸一日使用できます。
5時間使用して51%なので、10時間は持つ計算になりますね。
充電については1つ欠点があり、付属の専用アダプタを使用しないと低速充電になるということです。
Lenovoのいくつかのモデルでは同様の仕様が確認できます。
熱に強く、通常の用途では発熱により止まることはないと思います。
真夏の車のダッシュボードに放置した時は熱による警告が出ましたが、それぐらいしないとならないぐらい強いです。
カメラはお察し
カメラはおまけ程度で、記録用ぐらいでしか使えません。
例を載せるまでもなく、2021年当時のAndroidタブレットのレベルです。
そもそも、タブレットでカメラは取り難いので、性能はいらないですよね。
対応ペンなどの周辺機器
対応のペンについては『Lenovo Precision Pen 2』が使用できます。
遅延は少しありますが、慣れれば問題なく使えます。もちろん4096段階の筆圧感知やパームリジェクションに対応しています。
NECの『T1175/BAS』というモデルと同じ物(LTEモデルはなし)なので、ペンやキーボードなどの周辺機器は互換性があります。
ペンはLenovoのものを買うよりNECの方が安いです。
他の周辺機器も互換性があるので、上手く買えばお得に揃えることができます。
後継機→※4/5追記
LTEモデルはありませんが、Tab P11 PlusがSOCなど細かい部分が強化された後継機になります。
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※後継機が発売されそうです 4/5追記
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ただ、現在は品切れ(販売終了?)となっています。
Amazonや楽天でも同様です。
棲み分けのため?
おそらく、11インチは上位機種の『Tab P11 Pro(gen2)』
今までのモデルは、廉価モデルの『Tab M10 Plus (3rd Gen)』
と分けるためではないでしょうか?
Tab P11はある程度なんでも出来てコスパがいいために、上位機種のTab P11 Proが売れなくなってしまいそうですよね。
T1175/BASがまだ在庫が残っている所もあるので、そちらを処分セールで購入するのがいいと思います。
ありがとう
色々なことに挑戦できた素晴らしい機種でした。
結構過酷で無茶な使い方もしたのですが、故障することもなくついてきてれました。
次のご主人様の元でも、元気で過ごして欲しいですね。
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